ライオネル×シャルシェレット

ライオネル : /ci1 1 /toge 邪魔するぞ!!!
ライオネル : ぬ、居たなシャル。また酒か、懲りんな
ライオネル : /la sit1
シャルシェレット : (小さく呻きながら寝ていたが、突然の大声に目を開けて)……なんなのよォ
シャルシェレット : (寝返りをうつと目の前の顔をじっと見つめて)…………
ライオネル : /ci1 1 フフ、この声を忘れたかシャルシェレットよ。俺だ!
シャルシェレット : そんなの百も承知よォ…。まったく、寝起きにはキツイ色彩ねェ……。
ライオネル : 何を言う。寝起きにこそ相応しく目映い色彩だろう?
ライオネル : ああ、どれ。水か? 何か飲むと良い
シャルシェレット : (伸びをしながら起き上がって)ふあ……アンタ来たってことは……ツブれちゃったのかしら?
ライオネル : うむ (手に持っていた水のボトルを差し出しながら) お前のせいで顔を覚えられたぞ。すっかり俺を迎えの者と思っているらし
シャルシェレット : (未だぼんやりとしながらボトルと受け取るとキャップを開けて)――アタシが潰れた時、たまたまココに来てからかしらねェ…。
シャルシェレット : (ボトルに口をつけ水を飲み始めるが、勢いが良すぎたのか口から零れている)
ライオネル : それほど頻繁に酔い潰れているということだな! (無遠慮に横に腰掛けると、溢れた水を指で拭ってやりながら)
ライオネル : /la sit1
ライオネル : あまり感心はせんぞ。我らの同胞とはいえ、お前は女だ
シャルシェレット : (拭われるままに任せながら)アタシはお酒呑んでる時が一番幸せなのよォ。
シャルシェレット : (零れた水が首を伝って胸を濡らすのを見ながら)――”一応”女よねェ、アタシ。(どこか問い返すような風情で)
ライオネル : (乳房へと伝う水を躊躇なく袖で拭ってやり) 一応も何も、それ以外に何がある? お前は美しく可憐な女だ、シャル
ライオネル : この俺に気苦労をかける程度にはな! やれ、あまり心配をかけるな。お前の酒好きが止まらんのは、仕方がないだろうがな
シャルシェレット : (微かに笑みを浮かべて)ネルったら何時もそうなんだからァ。心配してもらえるなんて良い仲間を持ったわ、アタシも。
シャルシェレット : ――お酒はやめられないけどォ、潰れるまで飲むのは……(言いかけたが、いたずらっぽく笑って)
シャルシェレット : でも、迎えに来てもらえるなら、もっと潰れてみようかしら?
ライオネル : フフフ。その肝臓を差し出さずとも、お前の頼みならいつでも迎えに来てやるというのに! (笑う頬を手の甲で擦り)
ライオネル : あまり無防備にするな、シャルよ。女であり、我が同胞であるお前には、敵も多かろう
シャルシェレット : 自分の体の全てなんて分からないけど、どうせ大丈夫よ。(投げやりに呟くと頬に温かみを感じて)
シャルシェレット : (手の甲が離れる前に頬を押し付けて)なァに、迎えに来てーって言ったらどこまでもきてくれるのかしら?
ライオネル : んん? (にんまりと微笑むと、今度は掌で、包むように頬に触れ) 行くとも。酒場だろうと、どの惑星だろうと……
ライオネル : どんな死地であろうとも。忘れたか? 俺は獅子だ。手間など惜しむものか
シャルシェレット : (頬を覆う相手の甲に今度は己の掌を重ねて)助けて、って言ったら助けてくれるのかしら……?
ライオネル : 助けるとも、シャル。シャルシェレット……何をそんなに怯えている? お前ともあろう者が、珍しい
ライオネル : (その頬を、自由な親指で柔らかく撫でる)
シャルシェレット : (擽ったそうに微笑みながら、覆った手の甲を擦ったり、なぞったりして愛撫し)怯えてるのかしら、諦めてるのかしら……
シャルシェレット : 自分の手綱を自分で握れないことに。
シャルシェレット : (すぐに肩を震わせて)あは、でもアタシ、ブラムに嘘ついちゃったわ。
ライオネル : (触れられる心地よさに目を細めながら、首を僅かに傾げ) 何、嘘を?
シャルシェレット : ハルコタンに行った時に、あそこの原住民族が助けて助けてうるさくてねェ
ライオネル : (聞きながら、その光景を思い浮かべるのか、くくっと喉を鳴らす)
シャルシェレット : 「物語のお姫様じゃないんだから、助けてって言って助けて貰えるなんて都合のいい話は無い」って言ったんだけど……
シャルシェレット : どうやらアタシの目の前にそんな都合のいい話があったみたいねェ?(添えてた手を相手の頬に伸ばし、人差し指でなぞる)
ライオネル : (自分の頬をなぞる指を目線で追いながら、やはり余裕ともとれる笑みを崩さず)
ライオネル : 何、危険を前にした姫と、獅子を前にした羊と。変わりはないだろう、シャル
ライオネル : お前が助けを求めるなら、例え危険が俺自身であったとしても、この喉を喰い破るだろう
シャルシェレット : あは、あはは、なァにそれ、矛盾してるじゃない。――アタシ、好きよ、アナタのそういうとこ。
シャルシェレット : (手を伸ばすと、相手の前髪を掻きあげて額にそっと口付ける)
ライオネル : うン? そうか? (微動だにせずその行為を受け入れると、そのまま体を抱き留めて) まあいい
ライオネル : お前が笑うのなら、矛盾も悪くない
シャルシェレット : (力を抜いて身体を預けると、相手の髪を指で梳いて)自分がどうして生まれて、これからどうなっていくのか……
シャルシェレット : そんなこと考えるのが嫌でお酒ばっか呑んでるけど。――アナタと話してる時も同じくらい心が晴れるわ。
ライオネル : (あやすように、微かに腕の中でその体を揺らしてやりながら) ふむ、そんなことで悩むか。やはりシャルよ、お前は可憐だ
シャルシェレット : ネルは自分に自信があって…でも周りも認めて尊重してくれる。――良い男ね、アナタ。(耳元でクスリと笑って)
ライオネル : 可憐であるが故に、脆い。そうだな、今この時だけは、俺の腕を満喫するために生きると良いだろう
ライオネル : フフ。良い男だろう? お前も同じくらい良い女だ。シャルシェレット、だから、安心をしろ
ライオネル : お前がどうであろうと、俺がこうして抱いていてやるぞ
シャルシェレット : (相手の背に腕を回し)そうねェ……じゃあ今だけは、アナタの腕をあたためるために生まれたのだと、そう……
シャルシェレット : ……思おうかしら。(胸に顔を埋めると、力を込めて抱きしめる)
ライオネル : ああ、そうだ。俺の腕を温め、俺の腕でその体を温めるために生きるがいい。そして……
ライオネル : (抱き締めたまま諸ともにベッドに倒れこむと、先程されたように、髪をすいてやりながら)
ライオネル : ……俺の腕で眠ると良い。お前に必要なのは、何も考えず眠る時間だ。シャルシェレット、可憐な羊よ
シャルシェレット : (相手の腕に体を委ね、そのまま横になって)お酒飲んで、寝て、時折体温を貰って……
シャルシェレット : それもそれで立派な一つの人生かもしれないわねェ。(笑みを見せると、膝を曲げて小さく丸まり、相手の腕の中に収まり)
シャルシェレット : じゃあ、羊が眠るまで、一緒にいてくれるかしら? 獅子さん。
ライオネル : ああ、いるとも。ここにいよう、シャル (相手の身を守るかのように、抱き締め体で覆い)
ライオネル : どんな奴が来ようと、お前の眠りを妨げさせはせん。さあ、休め。そうして起きたときは、俺のために踊ってくれるな?
シャルシェレット : いつでも踊ってあげるわよォ。うふふ……アナタが居て本当に良かった。ありがとう、ネル。
シャルシェレット : (顎先に口付けるとそのまま目を閉じて、やがて規則正しい寝息を零しはじめる)
ライオネル : ……フフ。礼はまた、お前が素面の時にでも聞こう…… (低く静かな声で呟くと、辺りの気配を探りつつ目を閉じる)
ライオネル : ……おやすみだ、シャルシェレット

  • 最終更新:2015-09-25 21:28:39

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